新型コロナウイルスが世界的に流行し、ウイルスと共存しながらの新しい生活様式が求められています。
新しい生活様式を始めるにはウイルスを未然に防ぐ「予防」を怠ることはできません。ウイルスの予防を始めるにあたり、ウイルスが身体のどこに多く侵入するのか、またそのウイルスに対しての効果的な対策を知る必要があります。
目次
・外から入ってきたウイルスを撃退する上咽頭(じょういんとう)
私たちの鼻の奥には上咽頭と呼ばれる部分があります。
上咽頭には、多くの免疫細胞が存在していて外から入ってきたウイルスや真菌・細菌などの浮遊性微生物を撃退する働きがあります。
免疫細胞が多いため上咽頭は炎症を起こしやすく、炎症の影響によって喉の痛みや咳・発熱などの風邪のさまざまな症状が現れます。
新型コロナウイルスが多く存在しているのもこの上咽頭です。
新型コロナウイルスが人の体内に入ってから発症するまでの時間(潜伏期)は4〜5日といわれています。
ウイルスの量は発症前後が一番多いという報告があり、その期間にウイルスを除去すれば感染を予防できると考えられます。
・上咽頭のウイルスを撃退する方法
以前から風邪やインフルエンザの予防として行われてきた「口うがい」ですが、
この方法で洗い流せるのは口の中と口の奥の中咽頭だけです。
これに対し、鼻の奥にある上咽頭の汚れを洗い流すのに有効な方法が「鼻うがい」です。「鼻うがい」は、ウイルスや真菌・細菌などの浮遊性微生物が多く付着している上咽頭を洗浄し、毎日行うことで感染を予防できます。
・オススメの「鼻うがいキット」
「鼻うがい」というと聞いたことはあるがやったことはなく、これから始めようと思っても「どのようにしたらいいのか」「そもそも何が必要なのか分からない」という方も多いと思います。
そんな疑問を全て解消する「鼻うがい」に必要なものがセットになった物がこちら
ニールメッドの「サイナス・リンス スターターキット」です
こちらの洗浄液は生理食塩水だけを使い体液に近い浸透圧濃度に調整されているため、ツンとした痛みがなく快適に使用できます。
付属の鼻洗浄器も片手でボトルを軽く押すだけで使いやすく、初めての方でも安心してお使いいただけます。
1日に1〜2回を目安に洗浄し、ご帰宅時や就寝前などがおすすめです。
また、花粉の多い時期のアレルギー症状の緩和にも役立ちます。毎日の歯磨きのようにこれからの新習慣として取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ウイルスや真菌・細菌などの浮遊性微生物が付着しやすく、撃退する働きのある鼻の奥の上咽頭(じょういんとう)を「鼻うがい」で綺麗にしておくことで、新型コロナウイルスも予防することができます。
次のページでは、浮遊性微生物を殺菌する殺菌剤について詳しく説明しますので、合わせてお読みください。
記事監修 Dr.鳥居 健二
田治米歯科クリニック 八尾医院
院長 鳥居 健二